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月曜日, 5月 2

5月2日 5T組 小渕浜と大須小学校(雄勝半島)

5月2日、5T組は集落を訪問するチームと小渕浜で作業をするチームに分かれた。

作業チーム
昨日に引き続き、作業場の泥だしを一日中行う。
一階奥の部屋にあった巨大冷凍庫にはヘドロが溢れかえっており、かなりの時間と労力を費やしてなんとか綺麗になった。
また、二階に通じる扉が開かず、壁の崩れた部分から上ってみると、机やロッカーが積み重なって扉を塞いでいた。
それらを撤去し、事務所へ通じる通路を確保したところで夕方になり、作業を終了した。

訪問チーム
雄勝町大須小学校避難所
今回のチームに車を提供して同行してくださっている福岡さんの繋がりで、硯卸の高橋頼雄さんに出会う。
雄勝町は全国でも有名な雄勝硯の産地であり、その石を用いた雄勝瓦の家屋も雄勝半島にはちらほら見られる。
高橋さんは現在この避難所運営の中心メンバーの一人だそうだ。
team SAKEの活動を紹介すると、非常に共感していただけた。
「一つの場所に対して細く長く支援して頂けるのが一番有り難い。初めて来たようなボランティアにはいろいろ頼みにくい。同じ人なら安心して細かい要望も話すことができるだろう。」と仰られた。
ひと段落したら、硯職人を集めて何とかしてゆきたいそうだ。
関西の方は経済的にまだ大丈夫なので、そちらと協力したいそうだ。
救援物資は結構あるが、整理が追いつかず、整理、活用、再輸送の観点から、プラスチック製の衣装ケースが大量にほしいと仰られた。
また、高橋さんがもう一つ気にしておられることは、被災地の子供のケアだそうだ。
「救援物資にお茶などはあるが、コーラのようなものは無い。このような状況なのでいろいろ我慢していると思う。可哀想だ。」ともお話しいただいた。
後ほど小学生と話す機会があり、話しを聴くと、支援物資のカップラーメンが毎回同じ味で飽きたと話してくれた。
小学校は高台にあったので無事だったが、入江にあった雄勝町の中心部は全滅だそうだ。

船越集落
時間をずらして二回、第三陣の時に訪問したSさんを訪ねたが、お会いすることは出来なかった。
この集落は少し高台にある家だけが津波を免れ残っている。
小学校の校庭には、災害のがれきが木材、鉄、車、布団等に分別され集められていた。



その後小渕浜に帰ってきて、小渕災害対策本部の向かいの駐車場でテントを張って寝た。
前回牡鹿半島に来た時には大きな余震があり女川原発のことが気になるという話をしていたら、長沢さんがガイガーカウンターを貸してくれた。
次の日朝に計ってみたら、京都市内や石巻市内で計った時は0,07マイクロシーベルト前後だったが、そこでは三倍の0.21マイクロシーベルトの数値を示していた。
女川原発に近いと数値は少しあがるようだ。



5T組、つよし、エノキ

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