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現在、被災地で必要としているヒト、技術、知識 ★募集中一覧

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火曜日, 12月 17

12月18日(水) team SAKEの活動報告会

注)案内していた時間が間違っていました。18時でなく19時スタートです。


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宮城県三陸海岸の小集落では高台移転が決まったものの、
現実の「復興」作業は目に見える形ではなかなか進んでいません。

そんな中、力強く漁業を再開している者、新しい試みを模索する者、元の生活再建をあきらめている者
場所や個人によっていろいろなステップを踏んでいて、
一様に「被災地」というくくりでの捉え方はできなくなっています

震災以前と何が変わったのか、また変わっていないのか。集落の存続へ向けた課題とは何か。
広い三陸のほんの一部ではありますが、teamSAKEが目にしてきた現状を、ありのままにみなさんと共有したいと思います。
お誘い合わせの上、ぜひいらしてください。

◆◇◆宮城県三陸海岸の現在◆◇◆

震災後2年半を経た三陸沿岸
主な集落:気仙沼市 大沢、鶴ヶ浦 石巻市 雄勝町船越、牡鹿町小渕浜 など

■日時:12月18日(水曜日)19時~21時
■場所:京町家 さいりん館 室町二条
京都市中京区冷泉町65(室町二条上る東側京町家)
■アクセス:地下鉄烏丸御池2番出口より徒歩5分
□参加費:無料
□珈琲と軽食あります(有料)

水曜日, 7月 24

第25陣 雄勝町船越・八雲神社の例大祭

7月22日(旧暦8月5日)、雄勝半島の船越において、八雲神社の例大祭が執り行われました。
震災後、船越で初めて行われる大きなお祭りです。

そして今回の祭りのクライマックス、雄勝法印神楽の奉納です。
演じられる内容は、天岩戸、日本武尊の東征などです。
生憎の空模様でしたが、雨の中、前日に組んだ仮設舞台の上にブルーシートを張って舞が披露されました。


舞台の左奥に設けられた小さな舞台を高舞台(こぶたい)といいます。舞台との間には板が渡されており、洞窟に閉じこもったアマテラスはここから出てきます。

舞を披露する雄勝法印神楽保存会も、津波で会長が亡くなるなど大きな犠牲を出しましたが、こうして復興へと向かう各部落で、神楽を奉納し続けています。


演目の合間には3回の餅まきがあります。


こちらでは舞台の傍らで、餅とり名人が熟練の技を披露しています。ひとつひとつ取っている人達を尻目に、一網打尽です。


祭りの時には、船に大漁旗を掲げます。先月に進水式を迎えたばかりの「第七孝丸」にも旗が上がっています。


部落の皆さんは、舞台のすぐ近くでバーベキューをしながら、楽しんでおられました。
滅多に見ることのできない海の男のスーツ姿。普段と雰囲気が変わりますね。


今回獲得したお餅です。船越の方は生で食べたりもします。


今回のお祭りでは海を渡る勇壮な「荒神輿」はありませんでしたが、船越にも豪快な神楽が戻って来た事は、感慨もひとしおです。
船越復興の暁には、是非お神輿もこの目で見たいものです。


なお、この日のお祭りについては、
船越住民であるカツどんどんさんのブログ「雄勝町船越地区の応援」に詳しく紹介されています。


第25陣根岸・文責足立

金曜日, 7月 5

第24陣 船越・第七孝丸の進水式


去る6月1日、船越のリーダー中里孝一さんの新しい船「第七孝丸」が、いよいよ進水式の日を迎えました。






船越の浜で整備されていた第七孝丸。クレーンで吊り上げ、海に下ろします。中里さんは、最後まで大事な船のチェックに余念がありません。




親戚・知人をはじめ、支援者やボランティアなど、今日まで中里さんと関わってきた多くの人々からのたくさんの大漁旗。太平洋から吹く北東の風の下、色とりどりにはためいています。旗竿には、すぐ裏の山に生えている竹を使いました。なんとteamSAKEの旗は一番高い所に掲げてもらっていました。嬉しいやら気恥ずかしいやら。




船の上にいるのは、みんな船越復興のために頑張ってきた人達です。お神酒を口にした後、残りのお酒を船と海に捧げます。

このあと餅まきが行われ、第七孝丸の上からはお餅の他にもお米・カップめん・百円玉などが撒かれました。「ぜひ童心に帰ってね」と言われた私は餅拾いの方に夢中で、写真はうまく撮れませんでした。




そしていよいよ処女航海です。




船越は夏にはハモ(アナゴ)漁が本番ですが、秋にはこの船でサケを獲ります。北上川を遡上するため追波(おっぱ)湾まで帰ってきた所を、網にかけるのです。




以前なら進水式後には部落の人みんなで飲みあかし、空の一升瓶が家中に転がっていたそうです。現在部落の皆さんは、各々遠くの仮設住宅やアパートまで自動車で帰らないといけないため、お酒を飲めません。
その代わりに、この晩は埼玉・大阪・京都から駆けつけて来たボランティアが、お相手をいたしました。

漁師にとって、船は家よりも大事なものですが、それだけに高価で貴重なものでもあり、進水式など滅多にできない人生の一大事です。震災がもたらした不思議な縁で、一人の漁師にとって大切な場面に立ち会う事ができました。

ようやく船越の復興もここまで来たのか、という感慨があります。
あとは港が直り、家が建ち始めるのを見守っていくこととしましょう。



teamSAKE 足立

第24陣 雄勝半島 船越へ

去る5月31日から6月3日にかけ、石巻市雄勝町の船越を訪れました。
私は震災後2年間で16回目の訪問となり、第四の故郷とも呼べるような感覚になりつつあります。




雄勝の中心部では、旧雄勝総合支所(元の雄勝町役場)の取り壊しが進んでいます。吹き抜けが特徴的な建物でした。かつての雄勝の繁栄を物語る建物がまた一つ消えていきます。




震災時にいた70人中64人が死亡・行方不明となった雄勝病院。雄勝の中心部から船越へ向かう途中に哀しい姿を見せていたのですが、ついに完全に取り壊されました。




全戸が流失した大浜には、新しい納屋が建っていました。船越はここから峠ひとつ越えた向こうです。




大浜峠を越え、船越へ向け「美人坂」を下っていると、鮮やかな藤の花が出迎えてくれました。



  
船越には前よりも花が増えました。ほとんどの家は取り壊されてしまって寂しい風景の中、明るい色合いを添えています。




2階天井まで津波の到達、避難者全員無事の退避、船越存続を賭けた住民集会、漁の再開による加工場、世界中から集まったボランティアの活動拠点、船越レディース工房・・・・・・
震災後も船越の歴史を刻み続けた小学校が、遂に取り壊しのため立ち入り禁止になりました。
私たちteamSAKEも、この小学校には幾度となくお世話になってきました。




最後の授業が行われた黒板は取り外され、「ありがとう」の文字が書き残してありました。




浜に建つ納屋も増えてきました。INJMというボランティア団体が定期的に訪れ、花壇を作ったりしています。家の屋根から外されたスレート石が、有効に使われています。



teamSAKE 足立

日曜日, 3月 31

3/30 船越レディースの卒業

宮城県石巻市 雄勝半島にある船越集落では、船越レディースが震災以前の仕事に少しずつ戻っているのを受け、今年度末で、これまで続けてきた雄勝石でアクセサリーを作る活動は終了となりました。

team SAKEでは、これまでたくさん楽しい経験や深い学びをさせていただいたお礼に何かできないかと、区切りとなるような卒業証書を作りました。

手すきの和紙に、虹を描き、おひとりおひとりに違う文言を考え、手書きで作成しました。

写真は、いくらチーム(team SAKEの子どもチーム)の女子。無意味に雄叫びをあげ、御祝いを表現しているところ。

船越レディースのみなさん、お疲れさまでした。
全国、そして世界中のボランティアがみなさんから得たことは、今後の人生の財産となると思います。


2013/3/30 船越復興日記「卒業証書をもらいました」

team SAKE はるか・もも

金曜日, 3月 22

今日まで「船越のこと展~宮城県石巻市 雄勝半島にある小さな漁村の2年間のくらし~」

20日から始まりました「船越のこと展」は、おかげさまで充実した2日間を過ごしてきました。

最終日の朝を迎え、
「あぁ、被災地で繰り返してきた「対話」と同じことが京都でできているなぁ。」と、
ご来場いただくみなさんとの対話の場をありがたく思っています。

そして、初めてお会いするたくさんの方たちと対話をする中で、
自分が「快復する」ような体験をさせていただいています。

被災地のこと、話したいけど、うまく話せない。
いつどの場で話していいかわからない。
それが、ここでは、「十分に話していい。」
「聞こうとして足を運んでくださっている。」
そのことが、とても助けになっているのだと、わかりました。

始める前は、「船越のことを知ってほしい。印象に残してほしい」という思いでいたのですが、
「自分のため、SAKEのためでもあったんだな」という思いに変わってきました。

堺町画廊というすばらしい京町家の画廊は、落ちついてお茶を飲みながら、お話ができる最高の場です。
こちらで開催させていただき、本当に感謝しています。

最終日の今日、お天気もよく、気持ちがいいです。
堺町画廊まで足をお運びいただければ幸いです。
12時から19時まで
入場料無料
※雄勝石の販売、絵付けワークショップもしています。

船越レディースは3月末で解散、制作も販売も3月末までです。
この機会を逃さずに~。



team SAKE 大関はるか

木曜日, 3月 21

京都新聞に掲載されました(2013/3/20・水・朝刊)

石巻・船越の2年知って 支援グループが企画展  


 東日本大震災の被災地支援グループ「teamSAKE」が、宮城県石巻市の小さな漁村に焦点を当てた企画展「船越のこと展」を20日から、京都市中京区堺町通御池下ルの堺町画廊で開く。住民のインタビューや写真を紹介し、「被災地の一つの断面を見てもらえたら」と来場を呼び掛ける。

 京都の会社員や主婦、団体職員らでつくるSAKEは沿岸部の集落を中心に支援を続け、22回現地を訪問した。中でも石巻市雄勝町船越の集落とは親密な関係を築いてきた。

  同市の雄勝半島はすずりや瓦に使う雄勝石の産地。収入や交流のため、地元女性グループが津波に流された屋根瓦で雑貨を作って販売してきた。ようやく漁などの仕事に戻る人も出てきて、同グループは今月末で解散することになり、これを機に震災後の日々を振り返ろうとSAKEが企画展を計画した。

  会場では、震災直後を振り返る地元女性のインタビューをポスターにして紹介する。被災したまちやアクセサリーを作る女性、漁を再開する漁師の写真も並べ、2年間の歩みを伝える。雄勝石のアクセサリーを販売し、制作体験もできる。

  SAKEメンバーの大関はるかさん(33)は「対話を通じて知った船越の人たちの生き方そのものを感じてもらえたら」と話している。

  22日まで。開催時間は正午から午後7時。入場無料。20日午後5時から会場でメンバーが活動報告を行う。 (逸見祐介)

京都新聞2013/3/20(水・祝)朝刊

水曜日, 3月 20

船越のこと展開催中

船越のこと展 堺町画廊にて開催中。 3月20日から22日12時から19時まで 堺町画廊 京都市中京区

火曜日, 3月 5

3/20(水・祝)-22(金)船越のこと展 @堺町画廊



船越のこと展 ~宮城県石巻市雄勝半島にある小さな集落の2年間のくらし~
The exhibition about Funakoshi fishermen village in Tohoku - their life and lives.

3月20日(水・祝)~22日(金)12時~19時 入場無料
【報告会】20日(祝)17時~ 無料 
【雄勝石絵付けワークショップ】随時 参加費千円
20th to 22nd of March from noon to 7p.m. admission free
[talk session] on 20th starts at 5p.m. admission free
[Ogatsu stone painting workshop] anytime 1000yen/session
at Sakaimachi Garow, Art Gallery in Kyoto

2011年の3月19日に京都を発ち、20日から活動を始めたteam SAKEは、これまでに22回(24チーム)で三陸の小さな集落を訪れました。
今回は、雄勝半島にある船越という集落に限って展示をしたいと思います。
被災地の事が多く語られる3月ですが、どうぞこちらにもいらしてください。
雄勝石でオリジナルの作品が作れるワークショップもします。お子様にも楽しんでもらえます。

We team SAKE has started volunteer in small villages in Tohoku, Japan since 19th of March 2011.
we have visited 24 times till today.
this time we chose one small village to have an exhibition.
they live with the sea, they live with nature. We from Kyoto learnt a lot from their life and lives.
We hope to share some with you.