朝日新聞5月18日版に、箱崎の記事が掲載されました。
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■自慢の鼻で6人発見…見習い警察犬クララが不明者捜索
team SAKE 足立
~~~以下掲載記事~~~
自慢の鼻で6人発見…見習い警察犬クララが不明者捜索
2011年5月18日
警察犬を飼う岩手県釜石市箱崎町の金野伸明さん(61)は、大半の住宅が倒壊した地区で仲間と一緒に警察犬による行方不明者の捜索にあたってきた。がれきの下から6人を見つけた。「犬の鼻が大いに頼りになりました」と金野さん。
金野さんは3月11日、勤め先から車で帰宅途中に迫ってくる津波を目にし、すぐに車をUターンさせて難を逃れた。高台にあった自宅は無事だったが、県内の友人宅へ避難した。
275戸の同地区で残ったのは高台の住宅45戸だけ。16日現在、死者49人、22人が行方不明者だ。
金野さんは震災5日後から捜索を始めた。3月18日からは県内をはじめ青森県からも駆けつけた仲間12人の警察犬も加わった。
金野さんは1983年から嘱託警察犬の指導手として警察の捜査や不明者の捜索などに協力してきた。今回は5歳の警察犬を亡くしたばかりで、訓練中のシェパードのクララ(メス、1歳)を使った。
「捜せ」と命じると、がれきのすき間から中に入り、人のにおいをかぎつけると、ほえたり、前脚で地面をかいたりする。その場所には「犬」とスプレー塗料で印をつけ、後から自衛隊に捜してもらった。
旋盤工として40年余り勤めた鉄工所が被災し、解雇された。体調を崩した町内会長の代行として自衛隊の捜索に立ち会い、家族への連絡にも携わった。近く短期雇用のがれき撤去にも出かける予定だ。
金野さんは「警察犬の仲間やクララをはじめ多くの警察犬に助けてもらい感謝しています」と話した。(三上修)
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