この地区では残った家が6件。そのうちの一番目立ちいかにも孤立していそうな一軒を訪ねる。
山作業で上の方にいたのだが、わざわざ降りてきて対応してくれた。
「ボランティアが最近よく来てくれる。唐桑ではコミュニティーがしっかりしている上、RQという災害ボランティア団体も拠点を置いて活動しているので、この地域は支援が行き届いている。そのような団体と連携する方がよいのではないか。一軒一軒回るのは非効率ではないかな?」と言われた。
訪れた家は、かきの養殖で有名な家で、弟さんがRQの立ち上げにかかわっているとおっしゃっていました。
確かに、こちらのお家は足りていそうだ。しかし、非効率の中に、SAKEが目指す顔の見える支援があるのではないかと思い、一応、他の残っている家の情報をお聞きし、老夫婦が残られていると聞いた家へ向かう。
挨拶をして中から出てきた男性に話を聞くと、調味料などはありがたいとおっしゃってくれたので、必要な調味料をお渡しした。「こうやってきてくれるのがありがたい。お願いしたいボランティアなどがあるとすると、ちょうど下の家が、夜にあらされたりしたので、夜の警備などをやってもらえるとありがたいのだが、、、。」とおっしゃっていた。
この地域でも調味料などが役に立ちそうなことがわかったものの、明日行く次の避難所へ届ける冷蔵庫の買出しができる時間が迫ってきたので、後ろ髪を引かれながらも他の家には回らず、舞根(もうね)を後にし、気仙沼市内へ向かった。
team SAKE みつはる、かわた、ひで、にしむら
チームサケ:集落のための東日本大震災復興支援サイト
team SAKEは、人・モノ・技術・知識などを通じて、三陸のみなさんの「望み」が少しでも実現するよう動いています。
集落を訪問し、対話を通じてそれらの「望み」に触れながら、それを全国のみなさんと共有し、御協力いただきながら、形にしていくプロセスに関わっていこうと思います。
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