夕方近くに到着。TBSテレビの取材クルーや「スリランカからの恩返し」という横断幕をはった大型車が来ている。庭では子供たちが歌いながらフラフープで遊んでいる。なみきゅーと西尾も知っている歌で、子供たちと一緒に歌う。女の子に頼むと、自作の歌詞カードを見せてくれた。ボランティアの「遊ぶ隊」が教えてくれたという。子供たちの笑顔に、周りの大人にも笑顔がうかんでいる。
本部では前回もお会いした男性とお話する(鮭のことはおぼえていない)。まだ250人がこのお寺で暮らしているとのこと。先日水道が通ったところ。枕も届いた。仮設住宅の予約が始まったが、実際にはいれるのは来月になるだろうと。普段は自分たちで食事を作っているが、今日は炊き出しの「スリランカカレー」。炊き出しに使っていただけるようにと、調味料一式とお酒、消耗品をお渡しする。本部の前の張り紙では、ペインクリニックの開設や、沖縄民謡コンサートの開催を知らせる張り紙がある。様々な支援が入りつつも、避難生活が長引いている事実に、胸がいたくなる。
寺から石巻に向かう途中、瓦礫の中に水仙の花が咲いている。一ヶ月前に来たときは茶色一色だった風景に、緑が生まれている。復興へ向けて、ゆっくりでもいい、確実な変化を願いつつ、被災地を後にした。
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