■板橋(歌津地区・泊崎半島)
馬場中山から京都へ帰ろうとしていたところ、「水求む。避難民11名、犬1匹」の看板を発見。
物資も若干残っているので、急坂をあがり、様子を見に行くことにした。
坂道を上がると一軒の家があり、おじさんが出てきてくれた。
水は持っていなかったため、違う水ならありますよ、と佐々木酒造さんに提供して頂いた京都のお酒をお渡しすると、大変喜ばれた。他の方も出てこられたので、残りの調味料、日用品などを見てもらった。
買い物が難しかったり、支援物資が少なくなってきているせいもあり、調味料や長靴、ゴム手袋などを必要とされ、とても喜ばれた。
旦那さんは、差し入れたお酒をちょびちょび味見しながら、いろいろとお話してくれた。
カジキマグロの漁をされていること。300キロを超える魚の写真を携帯で見せていただいた。
地震の時は、当日から3日間、沖に出て船を守ったとの事。瓦礫が海にも流れてきて、それを交わすので、3日3晩、寝ずに船を守ったとか。
とても楽しく笑いながら対応してくれたが、「こんなに笑ったのは被災して初めてだ」とおっしゃっていた。「もう立ち直んなきゃな。」とも。
奈良県警が、見回りに来てくれて、よくしてくれた。交代で奈良に帰るときに、持っていた食材をすべて差し入れしてくれた。長靴プロジェクトのブログで見てね。
一緒に出てきた中で、ブログをつづっている若い女性もとてもハイテンションに対応してくれた。
その女性の小さな娘さんが食材の中に紫ゆかりを見つけて放さなかった。女性に聞くと、娘さんはゆかりがとても大好きで、ご飯はゆかりをかけるとよく食べてくれるとの事。とても喜んでくれた。
この隙間の支援が、とても重要だと思った。
訪問後すぐに、ブログの中で、TeamSAKEのことを紹介してくれた。
陰陽なる毎日(外部リンク)
翌日、「電話で京都にちゃんとついたか?」とわざわざお電話いただきました。京都まで帰ること気にかけてくれていたのですね。とってもありがたいことです。
team SAKE みつはる、かわた、ひで、にしむら
編集 team SAKE 足立
チームサケ:集落のための東日本大震災復興支援サイト
team SAKEは、人・モノ・技術・知識などを通じて、三陸のみなさんの「望み」が少しでも実現するよう動いています。
集落を訪問し、対話を通じてそれらの「望み」に触れながら、それを全国のみなさんと共有し、御協力いただきながら、形にしていくプロセスに関わっていこうと思います。
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