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火曜日, 5月 3

5月3日 5M組 箱崎半島 西山家避難所での作業等

4月2日(月)の晩に京都を出発した5M組です。
3人で交代で運転しながらまず箱崎半島を目指しました。

前回、4陣が訪れたときに、震災から1カ月以上もたっているのに、毛布など物資が全く足りていなかった西山家避難所です。
ブログ上で、緊急支援を求めたところ、全国からたくさんの支援物資が届き、西山家に避難されているみなさんから、本当にありがとうございます。とのお言葉を預かっています。
ご協力いただき、ありがとうございました。

以下、西山家避難所に向かった5M組の報告です。

5月3日、東北道に入るまでは順調に来たが、東北道に入った途端に道が凸凹になる部分が増えたからか交通量が増え一部渋滞。パーキングはごった返し近寄れない。
さらに仙台を越えると今度は事故渋滞。車の台数が多いのでちょっとした事故でも数キロの渋滞になってしまう。さすがゴールデンウィーク。

11時半頃に西山家に到着。西山さんに挨拶をすると、お陰様であのあと物資もいろいろと届いて助かったとのこと。関東から娘夫婦が今日来て、宮城から息子家族も来ているとのこと。サケのメンバーには大変お世話になったんだよと息子さんに紹介してくれた。ゴールデンウィークのため、娘さん夫婦と子供が帰ってきていてにぎやかな様子。周囲もゴールデンウィークのため、外出していたり、子どもさんが帰ってきたりしているとのこと。


事前に連絡を入れて聞いていた通り、畑の瓦礫の撤去がありがたいとのこと。
夜通し移動した疲れた体だが、西山さんに要らぬ心配をかけぬよう、疲れを気づかれないようにテキパキ作業支度に取りかかる。
作業支度中に西山家周辺を回っていたボランティアのおじさんと会い、話しかけられた。
箱崎は275戸のうち、津波で残ったのは45戸とのこと。京都や大阪から来た旨話すと、自分は箱崎出身で、警察犬の関係のボランティアで、現在自衛隊の不明者の捜索に同行している。
京都や大阪から来てくれて、君たちのように手伝ってくれているのを避難所のみんなに見せたい。とおっしゃっていました。遠くから来てくれて嬉しい。とのこと。

周囲では自衛隊や支援の車により、家屋やがれきの撤去が進んでいた。また、子どもの日が近いこともあり、こいのぼりが飾られていた(箱崎だけでなく様々な場所で見られた)。
作業支度が終わり、その後、西山家の畑に流れてきたがれきを重機が入れるところまでの運搬作業にとりかかる。

畑の上の方から片付ける事にし、畑の上の方へ行くと風で飛んできたと思われる軽めの発泡スチロールやビール袋などが散乱。ごみ袋も使い回収してまわる。
とげのある低い木も多く、とげの木の茂みのゴミは取りにくかった。

1時間作業し、昼食準備に入ろうとすると、西山さんから昼食の準備ができたとのこと。ありがたくご馳走になってしまった。代わりに酒、京都のお菓子を差し入れしたところ喜ばれた。
(※team SAKEの活動について初めて知られる方は、team SAKEとはをご覧ください。私たちは、小集落で活動する中で、一方的な支援よりも、時にはこちらがお世話になり、互いにありがとう。を言い合う関係であることが大切であると考えるようになりました。)

食事休憩。辺りを見渡すと自衛隊が家の解体作業と瓦礫の撤去をしている。
解体される自分の家を見守る人もいれば解体された自宅の瓦礫の中からモノを探している人もいる。
ゴールデンウィークの休みで関東から実家に帰ってきた夫婦と話した。「この光景をみて何からして良いのかわからず、何もできていない。」と。

その後16時頃まで作業を行った。午後からは西山さんに一輪車を借りて作業の高速化を目指す。
畑の端の境界まで瓦礫を移せば自衛隊が片付けてくれるだろうとのこと。
リンゴ畑は木があり重機が入れないので、境界までは瓦礫を移動しておく必要がありそう。
境界近くへ行くと、家の瓦礫がわんさか畑にある。太い木材の瓦礫。重たいコンクリート瓦、畳、家財などなど。どこから手をつければよいのか?一つずつ。少しずつ。瓦礫がいっぱいで一輪車も使いづらく手作業で3人で広い集める。3人でもなかなか進まない。

少しして、道になる部分を片付けるのを先にしようと一人が発案。瓦礫を横に寄せて道を一本通した。
すると一輪車がとても使いやすくなり一輪車に瓦礫を乗せ片付け効率アップ。そういえば、自衛隊もどこてもまず道を復旧させていたことを思い出す。


しかし、思っている以上に体力を消耗する(3人とも寝てない)とともに、柱や水分を含んだ畳など1人で運べないものも多く作業はなかなか進まなかった。
一区画片付き、16時になったので本日の肉体作業は終了。
箱崎で他の家の方とお話をするために出かける。
箱崎の東側に残っている家群へ。近くにいた奥さん数人に話すと基本的に物資は足りているとのこと。
車の中を見せると、鍋、胡椒2、などがほしいとのこと。
それぞれ渡して地区長さんなどに話を聞く。
調味料はじめ食材は間に合っているとのこと。
「よく来てくれた。全国からいろいろ来てくれて、励みになっている。よく来てくれた。」
お酒を渡すととても喜ばれた。

Aチームに合流するため、明日また来る旨を西山家に挨拶すると、「夕食をご一緒にと思っていた」とのこと。
西山家のご一家とゆっくり話せる機会を逃した残念さで後ろ髪引かれながら移動。
Aチームに合流。
荷物の積み替え、食事に移動。

報告:5M★川手光春★
編集:京都組はるか

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