5T組5月4日小渕浜での作業
ロブさん達(IDRO Japan、国際災害支援団日本の方々。第四陣お迎え組の時からお互いに協力しています。)や高校生のボランティア団体、地元の方々など約60人で水路の泥かきをしました。
重機も導入され、昼には開通。
重機の威力はすごい。
地元の漁師さんがおっしゃられるには、この地区の排水はすべてここを通って海に流れているそうです。
午後は海沿いの瓦礫撤去と、瓦礫を撤去して道を作りました。
瓦、漁具、シャッター、ホース、植木、原付バイクなど様々な物が絡まり合っていてみんなで悪戦苦闘しました。
何も言わなくても初対面のボランティアどうしが協力しあい、大きな物を撤去させたりしていました。
大工さんが持ってきておられた大ノコギリやツルベが大活躍でした。
これだけの人手をかけて1日中作業をしても、見渡す限りの瓦礫野原の中では出来たことが余りに小さく、津波被害の大きさと復興までに過かる時間の途方もなさを改めて実感しました。
そんな中でも、地元の方々は復興に向けて一歩ずつ歩み始めておられ、その姿に、こちらが逆に力をもらっていると感じました。
地元の皆さんと支援団体がお互いに力をもらい合いながら、復興にむけて力をあわせてゆけたらいいなと思いました。
午前中につよしは、小渕浜の社長宅に洗濯機と冷蔵庫を買い出しに石巻の町に出かけました。
1人になり運転していたら、涙がこみあげてきた。
凄まじい津波の被害の現実。
何度見てもなれない。
心が折れそうになる自分がいる。
そんな中でチームサケとしては5度目の訪問で信頼関係ができ、つながりが深まりとても喜んで頂いていること。
寝食を共にしたおかげで、距離がグンと縮まった。
社長も奥さん(最近はみんなお母さんと呼んでいます。)も、何度も心からの感謝を伝えてくれました。
必ず復興させて、最初に採れたワカメを皆さんに送りたいと。
私達を歓迎して、完成したてのお風呂にいれていただき(スパツナミと名ずけたらしい)、食べきれないほどの美味しい手料理を頂き、暖かい寝床まで用意して頂きました。
私達も、本当にお世話になりありがとうございますと心から感謝を伝えました。
このつながりが力になり、自分を支えてくれている。
津波の被害の大きさに対して自分が出来る事は小さいが、出来る限り頑張って少しでも役にたってから帰りたいと思った。
前日に生活に関してお話をお伺いしていると、お母さんは、冷蔵庫も洗濯機もあると便利だけど贅沢は言えないからと、遠慮しておられました。
復興に向けて力強い一歩を踏みだした一家を応援したくて、5T組全員一致の判断でその二つを買いにいきました。
津波の後の洗い物のし過ぎで手首を痛めてしまったお母さんには、二層式洗濯機が役立つことでしょう。
水が貴重な現在では、二層式洗濯機を求める方が多いそうです。
とても喜んで頂き、こちらも嬉しかったです。
午後からは、瓦礫を撤去して道を作る作業に合流。
夜には、石巻市内でメンバー交代がありました。
5Aは京都へ、5Tは引き続き牡鹿半島の小渕浜をベースに残ります。
5T組は、エノキ、つよし、なみきゅー、武藤になりました、
心機一転新しいメンバーで残りの2日を頑張ります。
夜遅い時間に牡鹿半島の小渕浜災害対策本部の向かいにある駐車場に到着。
凄い星空のもとでテントを張り就寝です。
近くから鹿の鳴き声やカエルの合唱が聞こえます。
武藤君は初めてのテント泊でした。
5T組、つよし、エノキ
チームサケ:集落のための東日本大震災復興支援サイト
team SAKEは、人・モノ・技術・知識などを通じて、三陸のみなさんの「望み」が少しでも実現するよう動いています。
集落を訪問し、対話を通じてそれらの「望み」に触れながら、それを全国のみなさんと共有し、御協力いただきながら、形にしていくプロセスに関わっていこうと思います。
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