産経新聞4月25日夕刊に、team SAKEの記事が掲載されました。
ウェブ上でも「MSN産経ニュース」において、閲覧することができます。
■【被災地から 関西から】いまだ水不足の地区も 鮭の心、つながりを+(1/2ページ)
■【被災地から 関西から】いまだ水不足の地区も 鮭の心、つながりを+(2/2ページ)
team SAKE 足立
~~~以下掲載記事~~~
いまだ水不足の地区も 鮭の心、つながりを
2011.4.26 14:35
東日本大震災の被災地には今もさまざまなボランティアグループが支援に入っている。京都で有志によって立ち上げられ、小規模集落を訪問し、支援を続ける「Team SAKE(サケ)」の大関はるかさん(31)に話を聞いた。
もともと、地図を見てはその場所に赴くことを趣味にしていたという大関さんの友人が、震災後に「報道もされていない集落は、孤立している可能性がある」と自転車で物資を運んだことを契機に、十数人でチームを結成。3月下旬から交代で三陸地方の小規模集落に入っている。
物資の支援とともに、重視するのは「心のつながり」。「何度か訪問すると、心の中の『深い思い』を話していただけるようになる気がします」。4月初旬に岩手県陸前高田市にある広田半島の六ケ浦集落を訪ねたときには、集落の中心となり、気を張って集落をまとめていた女性から「話を聞いてくれることが、何よりのボランティアだよ」と声をかけられた。
またチームのホームページには、避難所ごとに「野球のアンダーウエア」や「抗菌スプレー」など、さまざまな支援物資が「募集中」と記載されている。「集落や避難所ごとに状況が違う。また同じ集落でも時間がたつと状況が変わる。だから何度も訪問し、被災地外の人にも、繰り返し伝えたい」と話す。
被害の状況はさまざまだが、集落のみんなが団結して難を逃れたケースも少なくないという。それでも震災から1カ月以上がたち、「いまだに水が足りないという話も聞きます。ずっとがんばってきて『限界だ』と体調を崩す人もいる」。六ケ浦集落の女性も体調を崩しているといい、心配が募る。
京都から来たメンバーを、被災者は喜んで迎えてくれるという。チーム名の「SAKE」は魚のサケ(鮭)。「もう一度戻ってきてほしい」と被災者がつけてくれた名前だという。大関さんは「人と人の『つながり』を大切にしてもらえるのはコミュニティーのいいところ。これからも、被災地の方と互いに『ありがとう』と言い合える関係を築き、続けていきたい」と話した。
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チームサケ:集落のための東日本大震災復興支援サイト
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集落を訪問し、対話を通じてそれらの「望み」に触れながら、それを全国のみなさんと共有し、御協力いただきながら、形にしていくプロセスに関わっていこうと思います。
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