被災地に自ら赴き、なにか復興につながる活動を現地でしたいけれどどう踏み出してよいか。途方に暮れている。アドバイスがほしい。という後輩からメールがありました。
足立の返信を紹介します。
投稿:team SAKE はるか
※※ここから※※
足立です。お久しぶり。佐渡以来ですね。元気にしてた?
早速ですが、僕らは現在三陸の小集落を主な対象とした活動を行っています。活動名は、ある集落の方々から「team SAKE」と名付けられました。(鮭はまた戻ってくるため、一方通行でない、かつ持続的な支援のことを意味します。酒ではない)
僕自身も第1陣、第2陣で2回現地を訪れました。
最初に行ったときは、車でたどり着けない集落を目指して瓦礫やヘドロの中を自転車担ぎながら行ったのですが、現在はほとんどの集落では生きていくのに最低限必要な物資は確保されており、石巻のスーパーなども営業を再開しているため、これからどのように立ち直っていくのか、が課題になりつつあります。
その一方で、未だに水すら満足に手に入らない集落もあります。
状況は日毎にものすごい速さで変わっており、三陸の広大さ・多様性から、場所によっても全然違います。
我々は、「現地で何が必要か」を探り当てて、全国に発信し、可能な人から支援(物資だけではない、人材・情報等色々含む)を集めることにしています。
そのことを、「つながりを作る」と呼んでいます。
活動を続けていく中で、特に小集落の場合、一方的に外から「援助」するのではなく、双方向の関係を築きながらアプローチしていかなければ、支援に必要な情報すら満足に聞き出せないことがわかってきました。
だから、避難所で酒を頂きながら話し合うこともしばしばです。
そんな感じです。
次の「第4陣」は16日(土)に出て22日(日)に帰ってくる予定ですが、GWを挟んで第5陣、6陣、7陣くらいまでは入れ替わり現地入りする予定になっています。
○○もよかったらどうですか。
理念的・理論的な部分をまだアップしていないですが
http://teamsake.blogspot.com/
を見てくれると、現在具体的にどういう動きをしているのか、少しはわかると思います。はたから見ると、今のところ物資を運んでいるようにしか見えないかもしれませんが。
事務局のメールは
teamsake311(アット)gmail.com
です。
最後になりましたが、アドバイスは「僕らの話し合いに参加してみて、一緒に活動するか、そうでなくてもとにかく現地に行ってみる」です。
よろしくお願いいたします。
チームサケ:集落のための東日本大震災復興支援サイト
team SAKEは、人・モノ・技術・知識などを通じて、三陸のみなさんの「望み」が少しでも実現するよう動いています。
集落を訪問し、対話を通じてそれらの「望み」に触れながら、それを全国のみなさんと共有し、御協力いただきながら、形にしていくプロセスに関わっていこうと思います。
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