毎日新聞6月24日岩手版に、(御)箱崎半島の記事が掲載されました。
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■.東日本大震災:災害に強い御箱崎半島に 釜石4地区住民、共同で街づくり計画 /岩手
team SAKE 足立
~~~以下掲載記事~~~
東日本大震災:災害に強い御箱崎半島に 釜石4地区住民、共同で街づくり計画 /岩手
壊滅的な被害を受けた釜石市の御箱崎半島にある4地区の住民が、共同で災害に強い半島を目指した街づくり計画を練り始めた。震災で市中心部につながる市道が寸断し地域が孤立したため、半島内の各地区を結ぶ道路建設などのプランが挙がっている。住民たちは「半島全体で意見を集約し、行政に要望していきたい」と意気込んでいる。
「通信手段がなく、市と連絡が取れたのは被災3日後だった」
「このままでは半島に人が戻ってこなくなる」
6日、御箱崎半島の両石、根浜、箱崎、桑の浜の各地区の代表者ら約20人が釜石市内の中学校に集まった。震災後初めての顔合わせだったが、防災上の問題点を指摘する声が次々と上がった。
御箱崎半島の両石湾では遡上(そじょう)高約19メートルの津波が襲った。約200人が亡くなり、各地区の漁場は全壊。海沿いを通る一本道の市道の一部が壊れ通行できなくなり、各地区は一時孤立した。市内有数の観光名所だった根浜海岸も、地盤沈下と防潮堤の崩壊で砂浜を失った。
6日の会合を呼びかけたのは釜石市両石町の漁師、松本忠美さん(64)。両石町は3月から復興のための協議を続けてきたが、主産業である漁業の復活や津波に強い住宅地建設のためには半島全体で協力する必要があり、各地区の代表者に声をかけた。
初会合では、災害時に避難路になる道路を半島の山間部に建設する計画に各地区が賛成した。避難生活をしている住民が早期に集団で地元に戻る方法の検討▽海水浴場を中心とした復興--などを求める声も上がった。松本さんは「4地区が街づくりを協議するのは初めてで不安はあったが、方向性は同じとわかった。今後も会合を重ね、意見を集約したい」と話した。【稲垣衆史】
毎日新聞 2011年6月24日 地方版
チームサケ:集落のための東日本大震災復興支援サイト
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集落を訪問し、対話を通じてそれらの「望み」に触れながら、それを全国のみなさんと共有し、御協力いただきながら、形にしていくプロセスに関わっていこうと思います。
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