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水曜日, 6月 8

第7陣で参加した大学生ボランティアの報告

みなさんこんにちは。

週末に戻って以来、ご報告ができておらずすみません。
今回は、主に船越という宮城県石巻市雄勝半島にある集落の支援に重きをおいて活動してきました。

船越の方から、未来像を描いてくれる人を紹介してほしい、という声を受け、サケブログで呼びかけたところ、数名の方から連絡を受けました。
その中で、京都の芸術系の大学生めぐちゃんが現地入りしてくれ、滞在中、小学校の中の瓦礫の撤去やお掃除などを手伝ったり、みなさんの未来像を描いたりしてくれました。
私が見ていた感じでは、船越のみなさんは、若いめぐちゃんの訪問自体をとても喜んでいたと思います。特におじさんたち。

彼女が感じたことを書いてくれましたので、以下に紹介させていただきます。
ここまで team SAKEはるか


ここから 第7陣 めぐ


~行ってみて感じたこと~
行って一番印象に残っているのは、現地の方がすごい元気な事と、景色です。

・現地の方
 私は現地の方が心痛められているのではないかと、かなり緊張して現地まで行きました。
 いざ現地まで行ってみると、現地の方々はみんなすごく元気で無理していないかと心配になったほどでした。
 「どうしてみなさんこんなにパワーがあるのでしょうか?」
 と聞いてみたところ、
 「こうやって生きている私たちがいつまでも落ち込んでいられない。みんなの前では明るく居たい。」
 と話してくださりました。
 更に、
 「心や体、しんどかったりしませんか?」
 と質問をしてみたところ、
 「みんなのこの明るさは元々持っているものだから、自然と出てしまう。」
 と話されていました。


 この時、現地の方に感心を受けましたし、みんな暗黙の了解的にマイナスな感情を表に出していないところに心配も覚えました。

 また私の住んでいるところは、隣の家の人とのお付き合いでさえままならないので、現地の方々の幅広い付き合い方がとても羨ましく思えました。
 もし私が住んでいる「お隣さんさえ頼れない町」が被災したら、みんなマイナスの心は閉じ込めておけないだろうと、そう感じました。

 支援しに行ってる私が元気をもらってしまって、頭で考えていたものとのギャップにやられました。

・景色
 私が先日行って、「うゎ・・・」って思ったということは、震災直後はどうだったんだろうと考えるだけでもぞっとします。
 何もかもなくなると言う事がどういう事なのか少しですが分かりました。
 実際自分は被災地を目の前にしてどういう事を思うのか分かりませんでした。


 行ってみて、心が空っぽになった感じです。「かわいそう」とか「大変そう」「悲しい」と言う感情は生まれないと思いました、あの景色をみて。
 あの景色は感情にさえも浸らせてくれませんでした。
 唯一「何で?」と言う言葉は出ました。「何でこうなってしまったのだろうか」と。
 毎日のように復旧作業が続いているし、状況は上向きなのでしょうが、あの自然豊かな土地や心の広い現地の方には似合わない大きな機械達が、トラックに乗せやすい様に家を細かくしている光景は複雑なものでした。

 復旧しても決して被害前の光景が復元されるわけではありません、それをどこかで理解していて「頑張ってもう一度立て直そう!」と現地の方はみんな前を向いていました。復旧後、そこにあの人の家がなくても、あっちにあの木がなくても、みんなはいる!なんかそんな思いなのかなと感じました。

このような貴重な経験を出来ていることを、支援してくださってる皆様に感謝します。



行ってみて感じた事はこのような事です。思えば思うほどいっぱい出てくるのでここで止めておきます。

めぐ

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