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日曜日, 7月 3

9陣の報告

みなさんこんにちは。

現在船越におります大関はるかです。
今回は、前回同様、伊東さんと現地入りしています。

三陸は、とにかくハエがひどいです。
ここのところ、私は2週間おきに定期的に三陸に入っていますが、
右肩上がりの増え方です。

報告のはじめからこんな話で失礼ですが、とても深刻です。
どうしたもんでしょうか。
みなさんハエ叩きの腕前がどんどん高まっています。


今、私は船越にいます。
311以降初めて、被災された方で、津波で家族を亡くされた方のお墓参りに同行しました。
これまで、話を聞くばかりでいましたが、毎日お参りに通われる方たちと、共にその場を過ごし、うまく言えないのですが、他人事でないような、今までにない感情を抱きました。
息子さんとお嫁さんと最愛のお孫さんを同時に亡くされたお二人は、「お墓に来ると、毎日泣いてしまうんだ。」「でも、ここに来ると安心するんだ。」と話されていました。

アンパンマンのおもちゃとコップ、息子さんのためにタバコに火を点けてやる姿が、今浮かびます。


昨日は、雄勝の復興市で、「津波に負けなかったわーっかめ」が千袋も売れたそうです。
「昨日は楽しかったね~」と、今日集会に集まったみなさんが話されていました。

でも一方で、状況が様々に変化し、しんどさも多様化している様子がうかがわれます。

仕事があることは希望だと思います。なるべく仕事につながるようにというのが、私が前回の8陣の間に感じたことでした。
だけど、今回感じているのは、前を向いて歩こうとされているその内側は、やはりとても苦しく重たいものだということです。

ここのところ、「私たちの方がむしろ元気をもらう。」と言ってきたけれど、それは、一方で事実なのですが、一方で何かを表現していないと思っています。
今日はなんだか前向きでないことしか書けずすみません。
震災後に訪問した方たちを再訪し、少しゆとりのある時間の中でお話に耳を傾けることが、今とても大切な気がしています。

明日はもう少し報告めいたことを書くようにします。


9陣はるか

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